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第4号発行に寄せて~特集「フラワーエッセンスと薬用植物」~

 

 

雪の結晶とともに舞う、白の妖精。

スノードロップの花が、その清純な花びらをそっと開き、私たちの新たな時代(とき)を祝福しています。

 

 

 

かつて天使は、楽園を追われる男女のために、天から降る美しい雪の結晶を、繊細で可憐なスノードロップの花へと変えました。

そして寒さに震え、嘆き悲しむイブの手にそっと、その清らかな植物を贈ったのです。

やがて長い時を経て、その白き花は、地上の人々にとっての、希望と慰めの象徴となりました。

 

毎年この時期になると、冷たい雪を割り、春一番を告げるスノードロップ。

実はこの植物は、美しいだけではなく、毒性とともに優れた薬効を持っています。

 

花や葉や球根など、植物全体に数種類のアルカロイドを含み、ヒガンバナ科の毒草としてその名を知られながらも、その一方では、古くから神経や皮膚など、さまざまな癒しのハーブとして使われきた歴史があるのです。

 

雪の化身である聖なる花を、天の使いから贈られたイブ。

その見えざる手を経て、古の人々は、畏怖とともにその優れた癒しの力を識り、時に恐れながらも賢く役立てたのでしょう。

 

そして現在。

私たちはフラワーエッセンスという、まったく毒性のない、とてもやさしく安全なかたちで、純粋な癒しのエネルギーだけを、スノードロッブから受け取ることができます。

スノードロップのフラワーエッセンスの紡ぎ出す光の言語は、その花言葉と同じ、「希望」「慰め」なのです。

 

こうして、かつてのイブの子孫であり、大地に生きる私たちにも、尊い天使の恩恵が与えられ続けているのですね。

 

さて、今号の特集は、「フラワーエッセンスと薬用植物」。

古の時代から人々を癒し続けている聖なる植物と、世界のフラワーエッセンスの幸福な物語に、ぐっと深く迫ってゆきたいと思います。

 

大地に白き妖精が降りたつ、スノードロップの咲く1月は、特集第一弾を公開。

ふたりの素敵な専門家の方々に、「フラワーエッセンスと薬用植物」をテーマにご寄稿いただきましたので、皆さんにご紹介いたします。

 

真っ白な雪の中から、さらなる純白の思いを込めて。

聖なるハーブと花のボトルが語り出す、睦月の「言の葉」を、どうぞお楽しみください。

 

     

     白い天使の降り立つ、銀色の雪景色の中で。

 

 

Coming Home編集部 浅野典子

 

 

 

フラワーエッセンスのリトルプレス

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